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2008年1月 5日 (土)

横山樹理④・・・鬼監督?

横山樹理の今・・・その4:鬼監督?

横山樹理の特訓はまず床を転げまわることから始まりました。

1年生はまったくローリングができていない。回転レシーブもできない。フライングレシーブなんてとんでもないということで、8月から毎日20分から30分、どうすれば体を張ってレシーブができるか、転がった後いかに速く元の体制に戻れるかの特訓が始まりました。

あれから4ヶ月、今では、レシーブが下手だった1年生も守備範囲がかなり広くなりました。選手が上達するのを見るのは「それはそれは嬉しい!だってできなかったことができるようになるんですよ!」と樹理さん。恐る恐る引き受けた監督業の楽しさを見つけてしまったようです。

樹理さんが監督としてこれだけはやらないと決めていることがあります。

「最初に宣言したんです。私は手は挙げないって。選手は自分たちで考えて、自分で率先してやって欲しいって。」

樹理さんの現役時代、女子バレーの練習は殴られるのが当たり前でした。教えられたことができなくて叩かれて、ミスして叩かれて、泣きながら練習して叩かれて。

今から30年ほど前、スポーツの取材を始めたばかりのころ、樹理さんのチームの練習を見学に行った時のことを私は忘れることができません。あまりの壮絶さに、見ているだけで涙がこぼれ落ちてきました。あのときの体育館の色も、窓から差し込む冬の光も、バレーボールが次から次へと怒鳴り声と一緒に飛んでくる音もすべて、私の脳裏に深く刻まれています。なぜ彼女たちはここまでしてバレーボールをするのだろう・・・・同行した取材者に見られないように涙を隠すのが精一杯でした。

「私は叩かない」

樹理さんは自分が習ってきたことを教える中で、しっかりと、伝えたくないものを選んでいるのです。

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