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2007年4月21日 (土)

難民キャンプ支援バレーボールを経験して    早大3年山下寛晃

   

このプロジェクトに参加して私が最も印象に残っていることは、人々の「笑顔」です。

人々の心をつなげるスポーツの力やスポーツの楽しさを実感した三日日でした。私達学生は練習のサポートを通じて現地の人との交流やUNHCRの職員の方との打ち合わせなどで貴重な経験が出来たと感じます。

練習では女子(ソフトバレー)と男子(通常のバレー)の二つに分け練習を行いました。白井さん、矢野さん、金坂さんの指導法は、技術面はもちろんですが、精神面の指導を含んだ指導法でした。他人に対する「思いやり」を大切にする練習内容だったと感じます。

難民達のバレーボール経験者は多く、バレーボールを本格的に行っている人が多いようでした。キャンプ対抗の大会なども以前行っていたようで、個々のレベルは非常に高いものでした。基本的な技術について教えることはないと思えるほどです。

私はバレーボールの経験者ではないのですが、彼等のプレーを見ていて感じたことは、バレーボールを楽しみたい、上手くなりたい、という気持ちを私達と変わらず持っていたことです。白井さんの指導に熱心に耳を傾け、教えられたことを素直に取り組む姿を見ていて文化は異なるが、気持ちは同じなのだなと感じました。 

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一方で彼等と話を交わすと、私達とは違う将来の不安、生活の貧しさなど痛感する瞬間もあります。「自分達の家をみてどう思う?」と言われ言葉に詰まるときや、「君達の将来は道があるけど、僕達にはないよ」と現実を突きつけられ考えさせられる時間も多くありました。

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大会では難民のユースフレンドリーセンター(YFC)というリーダーが集う組織が、大会運営のコントロールをしてくれました。予想を上回る熱戦が繰り広げられ、大変盛り上がった大会だと感じます。この大会では難民チームと地域住民のチームが参加する、新たな試みも行われた大会です。難民と地域住民は仲が良いとは言えない関係です。双方の対立が起きることもあり、死者を出した過去もあります。このような関係ではありますが、スポーツを通して、少しだけ双方の溝が埋まった大会になったと感じます。優勝チームは地域のチーム(男子)でした。幸いにも難民の方が地域チームを称える拍手が自然と起きました。このプロジェクトが少しでも彼等の役に立ったのではないかと思います。

 

難民の貧しさ、難民よりも貧困な地域住民などの現実を知り、私達の生活が如何に裕福かを痛感すると共に、スポーツを通じて人々が笑顔になり、文化、人種を超えた交流が出来ると実感した3日間でした。

               早稲田大学スポーツ科学部3年

               山下 寛晃

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